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あとは」と僕は言った。

    「誰にも私の気持ちなんかわからないわよ」と小柄な女の子があいかわらずぷちぷちと草をむしりながら吐き捨てるように言った。

    カラスの群れが西の方からやってきて小田急デパートの上を超えていった。もう夜はすっかり明けていた。あれこれと三人で話をしているうちに大柄な女の子が電車に乗る時刻が近づいてきたのでc僕は残った酒を西口の地下にいる浮浪者にやりc入場券を買って彼女を見送った。彼女の乗った列車が見えなくなってしまうとc僕と小柄な女の子はどちらから誘うともなくホテルに入った。僕の方も彼女の方もとくにお互いと寝てみたいと思ったわけではないのだがcただ寝ないことにはおさまりがつかなかったのだ。

    ホテルに入ると僕は先に裸になって風呂に入りc風呂につかりながら殆んどやけでビールを飲んだ。女の子もあとから入ってきてc二人で浴槽の中でごろんと横になって黙ってビールを飲んでいた。どれだけ飲んでも酔いもまわらなかったしc眠くもなかった。彼女の肌は白くcつるつるとしていてc脚のかたちがとてもきれいだった。僕が脚のことを賞めると彼女は素っ気ない声でありがとうと言った。

    しかしベッドに入ると彼女はまったく別人のようになった。僕の手の動きに合わせて彼女は敏感に反応しc体をくねらせc声をあげた。僕は中に入ると彼女

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